健康宣言
近年における急速な少子高齢化により、働く環境が変化し、従業員の「心と身体」 に大きな影響を及ぼす ようになってきました。また、人口が減少する中、将来に向けた従業員の確保や定着が求められています。
このような背景を踏まえ、啓愛社では、
スローガン
「 従業員が いつまでも 笑顔で 健康に 働けるために 」
との思いから、「健康経営」を会社方針の一つとして推進していく事としました。従業員一人一人の健康づくりを推進することにより、健康の維持・増進、問題の早期発見、また生活習慣病やメンタルヘルス不調の予 防・改善が図れます。
その結果、従業員が健康でイキイキと笑顔で働けるようになり、ひいては、個人の能力が最大限に発揮され、 職場も活性化されることになります。
「 従業員が いつまでも 笑顔で 健康に 働ける 会社 」に向けて皆さんと一緒に活動していきましょう。
健康経営推進体制について
啓愛社は全国に22事業所があり、事業部も5つと、働き方も様々です。
”どの事業所で働いていてもどこの土地で働いていても、心身ともに健康でいて欲しい”
この想いを形にしたのが啓愛社の健康経営・福利厚生です。
全社的な組織だった推進活動により、心身ともに健康に働くためのサポートを行っています。
推進プロセス
本社産業医と人事総務の健康管理スタッフ
健康診断、人間ドック受診の促進
定期健康診断を始めとした、雇い入れ時、特定業務従事者、特殊健康診断等を法令に則り、適正に実施しています。
また、40歳以上の社員は、定期健康診断として、人間ドックを受診することができ、標準的な人間ドック費用の一部を会社で補助しています。
健康診断を受けてもらうために、各事業所から働きかけをお願いし、休職者を除く健康診断受診率は100%です。
また、健康診断結果は、産業医から意見聴取し、事後措置も適正に実施しています。
ストレスチェックの適正な実施
産業医を中心とした社内産業保健スタッフによるストレスチェックを実施。50人未満の事業所も含めすべての事業所において、実施しています。
面接指導の申出者には産業医による面接指導を実施するほか、外部EAP※などの相談窓口を設けています。
※EAP:従業員支援プログラム(Employee Assistance Program)。
職場あるいは個人的な問題を抱える従業員に、カウンセリング等を通じて解決のためのサポートを提供することにより、従業員の職務満足を高め、いきいきとした職場を作ろことを目的としたプログラム。
メンタルヘルスケアへの取り組み
社員の心の健康保持増進のため、仕事や職業環境に対する不安や悩み等、ストレスを感じている社員を対象に産業医によるメンタルヘルスカウンセリングを実施しています。
また、メールおよび電話で対応できるメンタルヘルスケアの外部相談窓口を設置し、カウンセリング体制の充実を図っています。
女性の健康課題への対応
女性特有の疾病の早期発見を目指し、女性社員に対し婦人科系疾病の検査費用の一部を会社で補助しています。
20代・30代:子宮頸がん検診、40代以上:乳がん検診
感染症予防への取り組み
新型コロナウイルス感染予防
新型コロナウイルス感染予防として、社員にはマスクの配布、事業所には自動体温測定機、消毒液、飛沫防止パーティション等の設置をしています。
家庭内感染対策として、社員含めた家族に抗原検査キットを配布しています。
また、在宅勤務、フレックスタイム制、時差出勤等、柔軟な働き方により通勤時の感染リスクを抑えた取り組みを行っています。
インフルエンザ感染拡大予防
社員のインフルエンザの感染拡大による事業活動の停止を防ぐため感染症対策には積極的に取り組んでいます。インフルエンザについては費用の一部を会社で補助し、人数の多い事業所では、職域接種を実施するなど高い意識を持って、取り組んでいます。
AED救急救命講習の実施
当社では、地元の消防署の協力のもと、救急救命士によるAED救急救命講習を定期的に事業所内で開催し、社員へ受講を推奨しています。
社員は心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の使用方法、止血法などの講義および実技指導を学びます。多くの社員が参加し、人命救助の知識と技術を習得した社員を育成することで、安全な職場環境の推進と地域社会への貢献となっています。
また、本社および事業所にはAEDを設置し、社員のみならず、お客さまや近隣住民の方々など、会社の近くで心肺蘇生の必要な傷病者が発生した際に救命処置が行えるよう備えています。
健康課題と目標指標
健康課題と目標指標 | 2022年度実績 | 2023年度実績 | |
---|---|---|---|
生産性向上 | アブセンティーイズムの改善(注1) | 0.4 | 0.9 |
個人・組織の活性化 | ワーク・エンゲージメントの向上(注2) 仕事や生活の満足度 |
2.70点 | 2.72点 |
疾病による休業の状況 | メンタルヘルス不調による欠勤・休職者率 | 0.5% | 2.0% |
その他の疾患による欠勤・休業者率 | 0.3% | 0.1% | |
人材リテンション強化 | 離職率の改善 | 56人 | 55人 |
労働時間等の状況 | 平均所定外労働時間 | 15時間 | 11時間 |
年次有給休暇取得率 | 65.5% | 60.0% | |
女性の健康課題への対応 | 女性の健康課題に関する施策への参加状況(注3) | 100% | 100% |
感染症予防への取組み | インフルエンザ予防接種率 | 25.4% | 28.5% |
生活習慣病・がん対策 | 定期健康診断受診率 | 54.9% | 62.4% |
定期(生活習慣病)健康診断受診率 | 38.6% | 55.8% | |
婦人科健診受診率(注4) | 77.4% | 71.5% | |
人間ドック受診率の向上 | 60.5% | 83.0% | |
健康診断の結果指標ならびに 生活習慣・健康行動の状況 |
適正体重維持者率 | 56.8% | 57.5% |
喫煙率 | 35.4% | 34.2% | |
運動習慣率 | 73.5% | 64.6% | |
メタボリックシンドローム該当率 | 19.1% | 22.5% | |
行動変容ステージ(健康行動実施率)(注5) | 73.5% | 64.6% | |
メンタルヘルス対策 | ストレスチェック受検者率の向上 | 94.4% | 87.6% |
ストレスチェックの集計結果(高ストレス者率等) 高リスク者率 |
16.7% | 16.5% |
(注1)アブセンティーイズム:(傷病および外傷休業延日数÷在籍労働者の延所定労働日数)×100で算出
[測定人数:566名(年度末在籍者数)の終業データより算出]
(注2)ワーク・エンゲージ:ストレスチェックに追加した新職業ストレス簡易調査票の「仕事をしていると活力がみなぎるように感じる」
「自分の仕事に誇りを感じる」2問の平均点[測定人数:567名、回答率87.6%]
(注3)女性活躍推進委員会で婦人科健診推奨実施
(注4)子宮頸部細胞診、乳房エコー、マンモグラフィー
(注5)1回30分以上の運動を軽く汗をかく運動を週2日以上実施している者の割合